外資系リーマンです。
日銀の発表によると、約529兆円の日本円が銀行を通して、海外投融資に回っているとのことです。
これは、日銀の金融緩和により、強烈な低金利時代を生きる銀行が利回りを求めて、海外に今までよりも積極的に投資をおこなっているとのことでした。
海外投資への流れは個人に留まらない。
個人投資家は、積立NISAによりS&P500に投資することが非常に流行しています。また、同様に全世界株式への投資も人気があります。
これは、衰退する日本に投資を行うよりも、人口が増える米国や他国のほうが経済成長率が高いから。という理由です。
この流れは、個人だけにとどまりません。日本人にその流れがある以上、銀行もこぞって海外に投資を行っています。
投資信託で大人気のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)も三菱UFJが運営している事から、三菱UFJ等のメガバンクも海外に積極的に投資を行っていることがわかります。
日本マネーの海外投資の流れは加速するかも。
日本円の海外投資への流れは加速すると考えています。
S&P500と投資信託を検索すると全く同じ内容の物がずらずらと並びます。
各社同様の品ぞろえで手数料だけが違う商品がならんでいるのですが、それだけ日本の投資信託市場も海外、中でも米国への投資に人気が高まっているという事ですね。
ただ、S&P500を売るだけであれば、バンガード社、日本では三菱UFJ等、調達コストの安くすることを可能にする資金力のある会社しか生き残らないため、2位以下の銀行、証券会社はレバレッジやテーマ投資信託等、少しエッジのきかせた商品を売らないといけなくなります。
いずれにしても、海外投資が非常に手軽にできるようになった事から更に、海外投資の流れは加速していく事になると思います。
選択肢が増える事は一投資家としては大変ありがたいですね。
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