米国長期金利はどこまで上がる?

株式投資

外資系リーマンです。

昨日も米国マーケットは真っ赤に染まりましたね。私のポートフォリオもほぼ全滅でした・・・。トホホ。

この下げの原因は、米国経済が長期金利の上昇を警戒しているからですね。

金利が上昇する事でマーケット全体のマネーが減少するため、ハイテクグロース銘柄を中心に株価が下がるためです。

では、どこまで長期金利はどこまで上がるのでしょうか?

米国債券10年の利回りとS&P500との利回りの差は?

米国債券10年利回りが1.472%と上昇しています。

年初がほぼ1%だったことを考えると、ほぼ1.5倍となっているのですね。

これは、S&P500ETFであるVOOの年間利回りが1.57%であることを考えると、わずか0.10%の差しかなくなってしまいました。

利回りの差がなくなる事でリスク資産である株式から、ローリスクである債券に更に資金が流入する事が考えられます。

それが現在の株式市場の相場安を作り出している原因になります。

なぜ、米国債券の利回りが上がるのか?

米国債券利回りが上がっている一番の理由は、米国実態経済の回復です。

バイデン大統領の大規模な経済政策がいよいよ現実になろうとしており、ワクチンが急速に普及しつつある今、米国経済は上昇基調となっています。

そうなると、今まで金融経済に投資するしかなかったキャッシュが、事業投資に回ります。これにより、金融機関の融資が生まれ債券の利回りが上がるわけですね。

どこまで米国債券利回りが上昇するか?

確実な事はわかりませんが、実態経済の上昇により、4月には米国債券10年利回りは2.0%を目指すと言われています。

そうなると、ハイテク、グロース銘柄は一旦バリュエーションが減少するため、株価は低迷する事が予想されます。

勿論、バリュエーションの減少以上のスピードで成長する銘柄が沢山米国市場にはあるため、成長スピードによるという形になります。

しかしながら、NASDAQ全てが上昇していた形からは、変化があるかもしれません。引き続き動向を確認しながら、投資を行っていきたいと思います。

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