外資系リーマンです。
お盆休みもひと段落ですね。米国経済には関係ないですが(笑)
今週は今まで米国経済の回復を引っ張ってきたNASDAQやGAFAMが少し大人しかった1週間でした。振返ってみてみたいと思います。
今週1週間の振返り
Finvizは振り返りに丁度良いですね。見やすくまとまっています。
今週はIT、バイオといったこれまで急回復を続けていたセクターが売られ、他の出遅れセクターに資金が集まっているという状況でした。
しかし一方で、株式分割を発表したテスラやアップルは軒並みプラスで今週を終えています。
これは、ITセクター自体が魅力がなくなっているわけではなく、値上がりが続き過ぎて、個人投資家が買いにくい水準に達している事を表しています。
一方で銀行セクター等今まで売られ過ぎだったセクターに利益確定したマネーが流れています。
人気のあったGOLDについて
一方で人気のあった、金・銀等の資源については大暴落しています。
これは急激に上げ過ぎた反動での利益確定売りという側面もあると思います。
しかしながら、私の考えでは金・銀などでは株式のマネーを吸収できるだけのキャパシティ(容量)がないため、株式マネーの一部が流れ込むだけですぐに、暴騰、暴落が発生するため金・銀に市場のマネーの多くが流れる事は考えにくいです。
なぜなら、株は企業そのものがお金を生み、企業価値をどこまでも積み上げる事が出来ますが、金・銀等はそれその物ではお金を生まず、物質として有限であるためです。
グロースセクターからバリューセクターへ流れるか
今週以降もグロースセクターからバリューセクターへ資金が流れるかは、少し微妙なところです。
ある一定の水準まではバリューセクターとなっている、いわゆる出遅れ銘柄も上昇するかもしれませんが、ある程度の水準でやはり利益確定が行われ、グロースセクターへ資金が戻ると思っています。
つまり、現時点では100あるお金をNASDAQからDOWに動かしているだけなので、全体としての投資が増えているわけではないという事を覚えておかないといけないですね。
特に個人投資家の多くが大統領選挙の行く末を見てから新しく投資を始めるため、そこまでは選挙結果も含めて注意が必要かもしれません。
ちなみに、11月3日が大統領選投開票日です。
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