外資系リーマンです。
VTIやVTで米国株投資家もETF投資でお世話になっている、バンガードが日本撤退です。
金融市場にとって、日本は魅力的な市場ではなくなっている。
バンガード社は世界最大の資産運用会社であり、、世界初のインデックス型投資信託(インデックスファンド)を個人投資家に提供した会社です。
取扱高も5.4兆ドルととてつもない数字です。
そして、ETFの中でどこまでもコストを削り経費率を下げる会社としても知られています。
VTI、VOO等は経費率0.03%と非常に安価な手数料になっています。
そのバンガード社にとって、海外拠点はコストのかかるものです。
その中で、香港、日本という市場は過去は魅力的な市場でしたが、中国の台頭とそれぞれの国力低下により、圧倒的にアジアにおいては中国の一人勝ちになってきています。
GDPで見る国毎の経済力
世界の名目GDP(USドル)ランキング - 世界経済のネタ帳
2023年の名目GDP(USドル)ランキングを掲載しています(対象: 世界、189ヶ国)。
※上記サイトより参照しております。
GDPが2位だったのは、2009年までのはるか昔の話で、既に中国には約3倍の差をつけられています。
圧倒的に中国の市場の方が大きいわけですね。
金持ちが多かった日本人をターゲットにETFを売ろうというバンガード社の戦略は役割を終え、次のマーケットである中国にシフトチェンジしたというわけですね。
GDPから見る海外成長率
今回、国の豊かさを示すのにGDPランキングを見ましたが、
面白い事に気づきました。
日本がGDP2位だった最後の年2009年のGDPです。
唯一日本だけGDPが年々落ち込んでいるんですね・・・。
日本人としては非常に残念ですが、投資対象としては、既に日本という国は衰退国なのかもしれません。
このGDPのランキングを見ているだけでも、どの国に投資する事が正解だったのかを示しているような気がします。
世界分散投資先も含めて色々と考えられる材料だと思います。
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