外資系リーマンです。
民主党のジョー・バイデン氏がネバダ州を勝利し選挙人過半数を獲得し、
ほぼ勝利確実となりました。
ここまで長期にわたり結果が出ない選挙は珍しかったですね。大激戦でした。
改めて振り返るバイデン大統領の政策方針
バイデン大統領の政策を改めて振返ってみましょう。
トランプ大統領からの大きな変更点は、
法人税率引上、クリーンエネルギーへの促進、融和政策の実施ですね。
キャピタルゲインへの増税も騒がれていましたが、今回の選挙結果ではねじれ国会が生じるため、増税の法案はなかなか通りにくい事が予想でき、我々投資家からすると少しほっとする内容となっています。
また、有利セクター、不利セクターは表のとおりです。
表の関連企業の株価は今後上がっていくと考えられています。
一方で、不利セクターは来年以降は見直しが必要かもしれません。
私も、RDSB、BP、ABBV、JNJなどに投資しているため、来年は注視していきたいと思っています。
しかしながら、悪い部分ばかりでもありません。
特に石油、ガス関連はシェールガス企業の規制が厳しくなり、淘汰が進むことで石油価格が上昇する可能性があるからです。
そうなると、メジャーと呼ばれる大手石油メーカー達は業績回復が予想出来株価が上昇する可能性があるからです。
そのため、石油メーカーに投資している方は手放しで放り出すのではなく、じっくりと状況を見極める必要があります。
今後ますます焦点となるであろう中国との関係
バイデン大統領の最大の特徴は融和政策であり、トランプ大統領のアメリカファースト政策とは真逆を行きます。
これにより、関税の引き下げや、中国との協調路線を取る事で、恐らく中国企業のアメリカへの進出は進むと考えられます。
そうなると、力のある中国企業、有利なセクターである中国企業はアメリカ市場も手に入れますます伸びるのではないかな?と考えています。
今SBI証券でも人気の中国電気自動車企業NIOなどもその典型ですね。
私も、さっそくポートフォリオに組み入れてみました。
NIOについては、また別記事に掲載したいと思います。大変興味深い会社だと思います。
GAFAM,ハイテク最強時代は続くのか
以前から言われていた通り、バイデン大統領の政策ではGAFAMは逆風だと考えています。
一番は大手企業に対する法人税率の引上が要因です。
これにより、研究費が削られる可能性が高くキャッシュリッチでどんどん投資を行えたGAFAMは少し行動が抑制されてしまうかなと考えています。
しかしながら、現状ではGAFAMに対抗出来うる会社はまだ存在しないため、すぐにどうこうなる事はないと思われます。
投資家目線からすると、増税により、これまでのような爆発的な成長維持が難しくなることから、ハイテク関連銘柄から違う業種に資金が流れるのではないかな。と予想しています。
こればかりは、わかりませんが・・・。
今後のバイデン大統領の動きをしっかりと見守っていきたいと思います。
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