外資系リーマンです。先日、アップル社の自社CPU『M1』の搭載されたApple Macbook Airを購入した記事を掲載しました。
それの出来が非常によく、また調達コストが下がる事から今後もアップル社の利益率は成長するだろうと思ったのですが、その成果を見てITの巨人マイクロソフト社も同様の施策を打ち出してきました。
マイクロソフト社の半導体自社開発
これにより、マイクロソフト社は現在インテル、AMDに頼っている半導体調達コストを下げる事が可能です。
また、Windowsに完全に対応した形の半導体開発を行う事で、ハードウェアのパフォーマンスは更に向上する可能性が期待できます。
インテル社、AMD社はどうしてもハード屋なので、どのOSでもきっちりと起動する事を重視するために100%それに合うような調整は難しいです。マイクロソフト社であれば、Windowsにさえ100%性能が発揮できれば良いため検証のコストも抑えられます。
このあたりは、アップル社とほぼ同様ですね。
マイクロソフト社とアップル社の違いと弱点
しかし、マイクロソフト社にはアップル社と違い、弱点があります。
それは、ノウハウがないことです。
元々、アップル社は自社でのCPU開発を行っていた経験があります。(スマートフォンやPCも)
しかし、マイクロソフト社はそもそもSurfaceを作り出したのが、2012年からと後発です。
そのため、アップル社ほどのノウハウがないため、これから技術を磨いていく必要があります。
ARM社という存在
ただ、現実にはアップル社もARM社の半導体の力を借りて成功しているため、ARM社を利用する事でそのノウハウを一気にアップル社のレベルまで高められる可能性も高いと思っています。
個人的には『イマイチ』と思っているマイクロソフト社のハード事業ですが、これにより利益体質を改善し業績に寄与するような存在になってくれれば、株主としては嬉しい限りですね。Azure以外の収益の柱に育って欲しいと思います。
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