外資系リーマンです。
皆様に質問です。ETF投資は個別銘柄ほど銘柄分析に時間を割かなくて良いとか、
ETF投資は指数への投資であるから、勉強は不要とか言われますよね。
なんかモヤっとします。本当にそうなのでしょうか?
QQQは現在大人気なETFです。でも・・・
QQQは私も積立投資を行っており、日本人にも大変人気なETFです。
でも、これに投資していれば、個別銘柄分析や、米国経済動向は気にしなくて良いというのは少々乱暴な気もします。
皆様の投資している金額が、5万、10万程度でなくなって惜しくない金額であれば気にする必要はないでしょう。
でも、多くの方は、無くなったら困るお金だから、安全だと思ってETFを選択されているのですよね?
それなのに、これに投資しておけば絶対安心みたいな風潮は投資を甘く見すぎている気がします。
QQQ等のETFに投資する際は以下の3点は考えておかれた方が良いかもしれません。
QQQは
①NASDAQの指数に連動するETFですが、どの銘柄で構成されていますか?
②構成銘柄第1位のアップルの業績はわかりますか?
③QQQを売るべきタイミングを自分の中で決めていますか?
ETFは、別に安全な運用方法でも何でもありません。
少額を持ち寄って沢山の個別銘柄を購入しているに過ぎないのです。
すなわち、下記の構成銘柄の業績が悪ければ、その構成比率分の株価は間違いなく落ちていきます。
現状は特に上位3社が絶好調のため、値上がりしています・・・。でも、絶好調ということは不調な時もあるわけです。
また、QQQが好調な理由は上位3社で30%もの比率を占めている、比較的銘柄分散を行っていないETFだからという側面もあります。
集中投資の方がパフォーマンスは当然良くなりますよね?
結局、個別銘柄投資と同じ知識は必要になる
QQQは結局、GAFAM(構成比率約47%) への集中投資になるのです。
すなわち、5社のうちいずれかが傾くような事があれば、QQQの株価は半減するわけです。
つまり、QQQに投資した以上はGAFAMの動向、業績などを研究し、今後5年、10年間覇権を取れる会社かどうか見守り続ける必要があります。
それらをせずETFは安心だから、何もしなくてよい。寝たまま資産が毎年4%増えていくなんて思っている人は本当にそんな未来が訪れるのか立ち止まって考えてみてください。
100年後はおろか、5年、10年後ですら、世界は大きく変わっていきます。いつまでも同じ会社が世界一ではないことは、30年前の時価総額ランキングを見ればよくわかりますね。
我々は、NTTに投資しているだけでお金は増える!と言っている30年前の日本人と同じになってしまいます。
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