外資系リーマンです。
私は高配当投資がメインですが、それと併せてIT成長株にも投資しています。
Shopify等が今非常に勢いを見せてますが、今回はそんな銘柄の紹介です。
Okta Inc.とは
オクタとは2009年創業のサンフランシスコに本社がある、アイデンティティおよびアクセス管理会社です。
なんとなく、ピンとこないですよね。
会社でPCを使う際に、ログインIDやパスワードを設定しますよね。これらを管理してくれる会社です。
こんなアプリを使ってパスワードを自動生成します。
我々は、PCを使うようになってから多くのIDやパスワードを持っています。個人単位で何十もお持ちの方もいるのではないでしょうか。
パッと思いつくだけでも、楽天、Amazon、ヤフーとそれぞれパスワードが必要です。
これが例えば、1万人の従業員を持つ会社は社員毎にID、パスワードを持たせるのですが、PCのログインだけで1万件のID、パスワードを管理しなければなりません。
また、それが会社で使用するソフトやツール毎に必要であれば、一人の従業員が3つも4つもパスを持っています。これらの管理には膨大なコストと労力がかかります。
これらを一括で管理し、ワンタイムパスワードを生成してくれる会社がOktaなのです。
Oktaの業績およびチャート
Oktaの業績
現在の時点では、下記の通り赤字で、お世辞にも良い業績とは、言えません。
営業利益もマイナスですね。
しかしながら、売上高は30%増と年々確実に増えています。
Oktaのサービスは最近のITではよくみられるサブスクリプションのため、導入時には、多くの投資が必要なため、赤字になる事が多いです。(ネットフリックスなどもそうですね。)
ユーザー数が損益分岐点を超えれば、高い営業利益率に代わるため、ユーザー数をいかに伸ばせるかがこのビスネスモデルでは重要になります。
そのため、現時点での収益よりも売上高の伸び率が重要になります。
Oktaのチャート
右肩上がりですね。年初来高値も既に更新しており、上値を追える展開です。
売上高同様株価もこの上昇気流に乗っていきたいですね。時価総額も2.5兆円とまだまだ成長の余地がありそうです。
なぜOktaに投資家が期待するのか
これは、今回のコロナウイルスの影響が大きく起因しています。
フェイスブックや、グーグルは年末まで在宅勤務を予定します。また、ツイッターは希望する社員は永続的に在宅勤務が可能になりました。日本でもテレワークが増えました。
それまでも、IT企業の多くはシリコンバレーに拠点を持ち、非常に高いコストを掛けてオフィスを構えています。Apple,Facebook,Google,Intel等々ですね。
その周辺の住宅は、ウサギ小屋のような家でも、1億円を優に超えており、バブルの状態です。そうした中で、若い技術者達は高い給与をもらっても家が買えない状況が続いていました。
テレワークであれば、仕事の成果のみを報告できれば良いわけですから、わざわざ高い賃料を払いオフィスの近くに住む必要がありません。オフィスも従業員が在宅で仕事をしてくれれば、スペースを削れるため、経費削減と両者にメリットがあります。
テレワークはこうした背景も増え、IT企業を中心に今後ますます増えることになると予想されています。
そのため、セキュリティのため会社から付与されるPCで開発を行う技術者達のPCにますますOktaの技術が活かされると考えられているのです。
投資は自己責任で!
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